おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

雨の一滴

予報なんて見ていないけれど

起きたら雨が来ていた

なるだけ閉ざした窓の外からでも

分かる気配が来ていた

 

昏さに逃げることもできないから

身を上げて世間へ向かいます

明るく振り切ることできないから

脱力して帰ってきます

 

半端な命がここにいて

笑われているかも

見てもいないかも

 

雨が一滴降るだけで

そんなことまで思う癖

やめたいけれどやめられなくて