おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夕暮れ


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夕暮れが心揺さぶるんだよ

悲しいことはいくつあったっけ

覚えてないなあ

 

自転車のカギなくしたまま

どこまでゆこうか

いじらしいくらいね

 

とても大切なことに思えた

ぐしゃぐしゃな魂が焦がれた

 

何億光年先までも続く星空はもうちょっと先で

だんだん暮れてく過去さえも懐かしく思い返せる今だから

この世界を愛したい

思い出をつなぎたい

 

夕暮れが深まってゆくから

悲しいことは水鏡のよう

鼓動連れてくる

 

細やかな愛なんていらないから

抱きしめさせてよ

この手握ってよ

 

とてもちっぽけなことにもだえた

やわらかな魂が目覚めた

 

何億光年先までも続く星空に出会うために

なんかアイマイこの時を通り抜けてゆくことできたら

この世界を愛せるよ きっと

心は生きてる

 

虚ろの正体

意識を失う理由は

病では決してなくて

 

ただただ

この世に集中できていないことが

起こっているだけよ

 

どうしたら伝わるかしら

この虚ろ

感情でも感覚でもなく

確かなのに

 

何にも信用できない

自分さえ世界さえ霞み

神さえあやしむ中で

 

ただひとつの

虚ろは

確かなのに

たとえ話のように


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たとえ話のように

君の記憶を聞かせて

世の大抵が忘れゆく

歴史に埋もれた廃屋を

 

おとぎ話のように

地の鳴る声を聞かせて

追われるまま晦ませた

あやかしまやかしの伝手を

 

辿っていけば人は出会う

意味の通らぬ祠も

雨風に負けそうな地が

生きのびてゆくのも

 

匂いが違うのよ

君には見える感覚

 

たとえ話のように

抑えた気持ちを聞かせて

凪を知らぬ戦場や

陰で凪いでた日々のこと

 

歌知らぬまま生きた

村の女子の物思い

遡れど知りえぬ心が

何よりの”ゆかし”ね

 

外海に馳せる讃美歌が

知らずも耳に残るよ

なかまはずれの夕道が

もし意味を持つなら

 

伝え伝えの狭間

君だけが知る場面を

 

夜の大抵は靄の中

すべて知りたくなるけれど

ひとつ そっと持っていて

秘めた心の約束は

 

おとぎ話のように

めまぐるしく過ぎて なお湧く

世の大抵は知りもえぬ

死に際の叫びや後悔を

 

たとえ話のように

君の抱えを聞かせて

記憶超過のつじつまを

ほんの少しでもとれたら

mate

本能がほしいと言っている

あなたの背を追うようになる

 

離ればなれはもうたくさんだ

星も時空もこえてゆけ

 

あなたに縋りつきたくなる

今なら許してもらえそうな気がしている

 

だって恋に溺れる女が嫌いなら

勇ましくしてようと決めただけだもの

性根、ただただ恋しがるだけ

 

前の世からそうでしょ?

もう忘れちゃった?

 

それでも

本能がほしいと叫んでいる

私になれなくて

何者にもなれないどころか

私にもなれなくて

 

たましいが

たましいが痛いとき

どうしていいか

教えてもらえなかったの

 

当たり前に踏むはずの人格形成の段階を

飛ばしたのか

記憶が無いのか

 

いちど出来上がったものが

思春期に揺らぐのではなく

はじめから出来上がっていないから

 

何者にもなれないどころか

私のことも知らなくて

治り帰り

頭がやけに痛むときは

道が閉ざされているのだろう

 

お前は知らぬでいてもいい

 

ふとしたきっかけで治ることもある

もう戻せぬこともある

 

神も仏もない地が

確かにあるように

 

知れず生き返れることも

あるのだから