前世の話をする人は
わりと見るのだけれど
あちらの話は聞かないね
僅かばかりでも
同士はいるはずなのだけれど
黙っているのかな
気ぃ遣ってんのかな
まぁそれでもいっか
ただね、
ビルが建ち人がはしゃぐと
冷めてしまう質
どうせ滅ぶの知ってるし
前世の話をする人は
わりと見るのだけれど
あちらの話は聞かないね
僅かばかりでも
同士はいるはずなのだけれど
黙っているのかな
気ぃ遣ってんのかな
まぁそれでもいっか
ただね、
ビルが建ち人がはしゃぐと
冷めてしまう質
どうせ滅ぶの知ってるし
夕暮れが心揺さぶるんだよ
悲しいことはいくつあったっけ
覚えてないなあ
自転車のカギなくしたまま
どこまでゆこうか
いじらしいくらいね
とても大切なことに思えた
ぐしゃぐしゃな魂が焦がれた
何億光年先までも続く星空はもうちょっと先で
だんだん暮れてく過去さえも懐かしく思い返せる今だから
この世界を愛したい
思い出をつなぎたい
夕暮れが深まってゆくから
悲しいことは水鏡のよう
鼓動連れてくる
細やかな愛なんていらないから
抱きしめさせてよ
この手握ってよ
とてもちっぽけなことにもだえた
やわらかな魂が目覚めた
何億光年先までも続く星空に出会うために
なんかアイマイこの時を通り抜けてゆくことできたら
この世界を愛せるよ きっと
心は生きてる
遠く色のついた浜を
見ているだけで泣きそうだった
海町は美しいと皆が言うから
それに従ったほうがいい気がしていた
本土の人には分からないと思うけれど
閉ざされた環境は
海の綺麗さを越えて
くるしいよ
言う先がない
比べる術もない
虚ろは自分で持っているほかなかった
たとえ話のように
君の記憶を聞かせて
世の大抵が忘れゆく
歴史に埋もれた廃屋を
おとぎ話のように
地の鳴る声を聞かせて
追われるまま晦ませた
あやかしまやかしの伝手を
辿っていけば人は出会う
意味の通らぬ祠も
雨風に負けそうな地が
生きのびてゆくのも
匂いが違うのよ
君には見える感覚
たとえ話のように
抑えた気持ちを聞かせて
凪を知らぬ戦場や
陰で凪いでた日々のこと
歌知らぬまま生きた
村の女子の物思い
遡れど知りえぬ心が
何よりの”ゆかし”ね
外海に馳せる讃美歌が
知らずも耳に残るよ
なかまはずれの夕道が
もし意味を持つなら
伝え伝えの狭間
君だけが知る場面を
夜の大抵は靄の中
すべて知りたくなるけれど
ひとつ そっと持っていて
秘めた心の約束は
おとぎ話のように
めまぐるしく過ぎて なお湧く
世の大抵は知りもえぬ
死に際の叫びや後悔を
たとえ話のように
君の抱えを聞かせて
記憶超過のつじつまを
ほんの少しでもとれたら