おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

m

彼女は決して言ってはいけない言葉を口走った 私はひどく傷ついて と当時に あぁこれで解放される 正当に忌み嫌うことができると 安心できた いつ止んでもおかしくない雨のように 命が消えること 知らないわけではない だけどそう言いながら クソほどどす黒…

世の地の悩める部屋

四畳半に慣れた身には 広すぎるくらいの部屋 帰り着いた途端にベッドに身を投げる あぁ何かのドラマみたいだ 満たされはしない ただ気を紛らわせることを 幾つも幾つも重ねれば 小さじ1杯くらいの癒しにはならないだろうか 人とともに在ることは 苦痛なんだ…

誰もお前に気づかない

誰もお前に気づかない 頭の良い者 感受の強い者 それは魔法と同じく 人にはわからない特殊能力のようなもの 誰もそれに気づかない お気の毒さま 世が世なら崇められ または畏れられ裁かれ 人には知らないものを疎む心がある 誰も自覚は持っていない 頭の悪い…

皐月風

今朝もまた夢見の悪い 皐月、風薫れど それが刺す胸 昨夜、初めて高台に上った 港夜景を真夜中見ていた そんないいモンじゃなかったけれど 見ないで終わる人生もあった いろんなことを考えていた 記憶の限界 思想の無限 堕ちた結果がいつもの虚ろ夢 どうせ朽…