おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

人間のフリをするのはむずかしかったよ。

人間のフリをするのはむずかしかったよ。 あのね、僕ね、 人間のフリをしてみたんだ。 むずかしかったよ。 あのね、僕ね、 泣いたり笑ったりの 人間になりたくて あのね、僕ね、 食べたり眠ったりの 人間になりたくて どこかの星からやって来た 僕はひとりで…

よろこびの夜

よろこびの夜 ジングルベルのない道も 12月には変わりなくて やたら輝く街を出てここまで来たの 降り来る雪を払う 遠くて泣きたくなるよ 悲しみも どうせなら近くにいてくれればよかったのに 懐かしむ人も無いから 淡々と歩を進め 1000年前の息吹とは…

homesick

強がっているわけでも カッコつけてるわけでもなく ホームシックになったことなど ただの一度もない 愛されたあの子には 人を想うあの人には 死ぬまで死んでもわからないだろう この清々しさ 隣り合わせにあるのはきっと むなしい、さみしい、たくましい し…

音楽の理由

NO MUSIC, NO LIFEを掲げる街の真ん中で 叫びたいけど叫べないこと 生まれてこのかた抱えたものを 誰か聞いて 胸の底まで分かって 大丈夫だって言ってよ どこまでも自分勝手が たった1人で暴走してるだけさ 静かに 理由なんてそれだけ NO MUSIC, NO LIFEの…

息吹の中

春風に立ち 空を見る どれだけの涙が流れたか 人々にとり 僕は何 問いかけるほど分からなくなる ただ1人立つ丘は 神も見えぬ どこからか鐘の音が きっと幻 何十年の生命を託され励むのに 一瞬毎の色を成す 胸に住まう息吹 この人ひとり在るために どれだけ…