おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

影街

誰も責めちゃいないよ

ただね 雨が少し

落ちる気になっただけさ

乗り換え駅の向こう

 

賑わいどおし

明るい兆し

誰にも見せたくないよ

噎せ返す熱

 

今日で最後ね

見送りなしに

あなたの家へ

お帰りなさい

 

恋のふりして

浸っていたいと

夜毎言っても

昼に忘れる

 

邪魔をするでしょう

いつだって哲学が

美しい式持たず

みすぼらしくて

 

責められちゃいないよ

消えるまでに気づけるかな

もうね 雨もとっくに

乾ききっていたいのさ