おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

それでも歌を歌っていた

それでも歌を歌っていた 教室が嫌い 季節の風も遠く 蹲るような 幼い人達にはわからないみたい あぁ背を向けよう なんとなく繋いだいのちを引き摺って 3階の音楽室へ走る 息切らし逃げ込んだ先の景色も 今でもそのまま覚えてる 誰に縋るでもなく ただ1人 …

死の抗議

今まさに命を終わらせようと 息をのむあなたに 苦しいところ さらに心苦しいけど 残念なお知らせがあります 人ひとり死なないと気づかないような奴は 人ひとり死んだって気づかないよ 人ひとり死なないと気づかないような奴は 誰が何をやったって気づかない…

夏を呼ぶ日

夏の日を憶えている それは懐古ではなく 熱い体を憶えている 逃れられない運命のような ただの思い込みのような ふと、目を覚ますと 分からなくなるのは 死ぬまでずっと 生きてもずっと だけど、 もっと深いところで やけにぼやけたところで 記憶、追い詰め…

青の代償

世界は青いね 誰にも言えないけど 僕の心は荒んだままで 世界は優しい 本当は優しいんでしょ 今は少し隠れてるだけ 手を伸ばす 空に問う 希望って何? その青が 答えきっと見せてくれる それでもね 怖いつらい呼吸は続き うずくまる 震えてる 気づいて 世界…

君は言う 「どんな世界の青さにも 君1人で立ち向かうことはないのだから」 「どんなに世界に怯えても 君を苦しめるものばかりじゃないのだから」 失う五感と湧き上がる六感、七感 私はどうやって生きてゆく 呼吸も儘ならぬ苦しみと縛りの世界で 私はどうや…