おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

揺れ動く夏

飛んでったボール探して

砂浜に足取られてさ

汗は落ち

陽は真上

泣いたりはしないもんね

 

防波堤の向こう

叫び声はいくつも来る

分からないから

君がいるかもなんて夢も持つ

 

遠ざかれば走って追え

いつの間にか翳るまで

淡い校庭の陰さがしも

喉にしみる冷たい水も

 

逃げてったあのコは青春で

皆集まって駆けのぼる坂

冷めた目で見ちゃう

そんなんが1人いてもいいでしょ

 

潮満ちてくる気配と

当り前のように響くチャイム

いつだって揺れ動くよ

正も負も併せ持って

 

遠くまで声をあげること

どうしたらできる嗄れたまま

自分が嫌いも許してよ

不意に来る冷たい雨も

 

感情は幾つも

振れ幅はどこまでも

 

真っ暗空に花火が

降るまで

降るまで

待ってるよ