おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

西までなんぼ

西までなんぼ掛かっても

駆け出したい時がある

 

方角がそのまま逃げ

東はきっとススメ

後退するさ

あの暮れ時を見るためなら

 

懐かしさに噎ぶよ

飾る錦も無いけれど

帰ってもいいかな

 

西までなんぼ辛くても

足掻いてみたい時がある

 

待ち望む人も無かろ

唯々噂話

餌になりにも行くさ

あの暮れ時に立ち会うためなら

 

田舎の幸せにはそぐわぬ者

疎まれて居所無し

泣いてしまっても

 

西まで

西まで

なんぼでも駆けてゆきたい思い

足絡まっても腑抜けても

 

あの暮れ時を見るためなら