暮れに馴染まぬ褐色の
淡い小道が憎らしく
迎え来る者もないままに
1人帰った道思う
あの時渡った島から島へ
賑やかしの街は要らないわ
そうやって生きてゆこうと思ったのよ
強い決意じゃなかったけれど
人知れず歌っていようと思ったのよ
闇待ち時 泣かないように
背にかかるリュックの痛さも
ぼやかしていくしかないでしょ
どうしても生きていかなければ
いけないような気がしてたのよ
暗がりに生れ落ちた身は
何かしら使命があるような
思い過ごしも可愛いくらい
生きていたいと思ったものよ