おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

小道に歌を

暮れに馴染まぬ褐色の

淡い小道が憎らしく

迎え来る者もないままに

1人帰った道思う

 

あの時渡った島から島へ

賑やかしの街は要らないわ

 

そうやって生きてゆこうと思ったのよ

強い決意じゃなかったけれど

人知れず歌っていようと思ったのよ

闇待ち時 泣かないように

 

背にかかるリュックの痛さも

ぼやかしていくしかないでしょ

 

どうしても生きていかなければ

いけないような気がしてたのよ

暗がりに生れ落ちた身は

何かしら使命があるような

 

思い過ごしも可愛いくらい

生きていたいと思ったものよ