おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

愛を恋ううた

愛は遠いくせに

やたらと輝くもの

誰の気を引くつもりもなく

煌々と在りつづける

 

責めてくる気がして

寄りつけなかったよ

たまに望んで求めても

触れあえなかったよ

 

三つ子の魂の

その所為にいつまでしよう?

そんな愚かさや悩ましさまで

高く光り放ち

包もうとするもの

 

憎たらしくってなんて

言おうものなら取り込まれる

慌てふためいた自分が惨め

なんの争いをしているんだろ

 

愛は遠いほど

やけに輝くもの

愛の中にいる人には

決して知れぬ感覚でしょ

 

潰える時くらいには

素直になれたらな

だからと言って

近付けるとは思えないもの

 

愛は遠くにありて

故郷なんかよりずっと

恋しく恋しく、思えるもの