似合わないからやめときな
酒場の泣く女
どうせ1人で帰るのなら
足許確かなほうがいい
誰彼となく
優しい腕が待っているとは
限らないのよ
意気込んで投げ捨てられるより
はじめから憂鬱に酔いましょう
それで済むならなんのその
慣れたものです
恋待ちも
命短しその中で
輝くときはもう刹那より
速くゆくのね
愛の形見は誰かしら
残してくれるものだと聞くけれど
あぁ1人だけ切符を持たぬ
そんな気分になるものね
酔い酔い
虚ろに閉じ込めりゃ
それで済むのよ
今日のところは
だって花火も遠いでしょ
澄んだものです
恋待ちも