草のうえに陽を受けて寝転がったね
春、春
唱えるよ
無意味だと人が言っても構わないさ
僕ら二人
愛でもなく
同じ時間にいることが
どれだけ尊いか
日常の雑多に知ったはず
風の香り
久しぶりだね
陽に焼けちゃって後悔するかな
それもいいさ
季節をもつ星のうえ
人の波に押しこまれ
目をつむった昨日、今日
忘れそう
空が高いことだけがわかってみた
僕ら二人
いつまでも
同じ空間にいられないことが
どれだけ尊いか
一瞬の春に知ったはず
風は運び
いつか会うまで
身にしみたって持っていられるかな
少し歌い
季節なぞる星のうえ
草のうえに陽を受けて寝転がったね
春、春