おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

罪のこども

のどの奥に痛みが走った

臥せても起きても

世は昏い

 

愛がそこにあるのを前提に

嘆く人たちは異星人

 

あぁ僕が

変わり者の側だった

綺麗に言うな

変わり者で済めばまだ

 

のどの奥は酷くいがった

毒も薬も似たようなもんだ

 

愛をうたう人が嫌いなら

もう追い出される側に決まっている

 

何にも悪いことしていないのに

世がこんな風になるずっと前から

罪をもって生まれたような

気がしていた

 

どこか痛むなら

それは報いだと

知らなくていい

自責に噎せる

 

のどの奥に痛みが残った

どうせ罪の子

世をはずれた子