おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

春の文

春の文

落とした時の

ままの感情で縋らせて

 

愛の罪

おかした時の

彼の人後ろ姿の泣く

 

誰彼と連れゆけないから

どうしても選ばれる世

季に乗り手を延べ

いつの間に

 

それと知らずに逝ってしまう

 

春の文

花びらの振り

桜色にだまされる

 

愛の振り

いだかれた感覚のまま

彼の人を縋りゆく