おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

声を捨てたとき

喉を守るより先に

叫ぶことを選んだ

生きてゆくとはそういうことだろう

 

趣味趣向よりも

心のうちの好きよりも

飯だの生存だのが

優先されるのは

 

本能だから

声を捨てよう

そんなつもりなくても

声を捨てたの

 

誰かが気づいて

背をさすってくれたとき

少し晴れるから

もういいの