おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

愛の罪

愛を見た気がした

夏の終わりにぼやけて

足も頭もふらついていたから

間違いだったのかもしれない

 

あなたは一歩前を歩き

置いていかないように私を

帰りついた暮れの部屋で

そっと触れたはじまり

 

忘れてもいいようなことが

幾つもいくつもあるけれど

覚えていてもいいかな

空気冷えてきても

 

夏を引きずる気がした

愛に触れてしまったら