自転車こわれた
柳の木の下
馴染まぬものばかりだって嘆いたら
僕がその最たるものか
もうこの話は止めにしない?
いいよ
どうせひとりぽっちの
もろい身体さ 好きにしな
ベルが鳴る
もうすぐベルが鳴る
そんな気がしてるだけだとしてもね
夏を待つ間もなく来て去る
上等
そんなものに憧れてたからね
やわらかな愛はどこにも無いから
探すか作るかしなくちゃいけない
虚しいだけと分かっているから
止めてしまうのよね
自転車押してさ
草木の路を
暮れてくだけの日だって嘆いたら
僕もそう消えゆくだけか
それを話す相手もいなくてさ
いいよ
今日もひとりぽっちの
小さな身体さ 倒れこめ
5時の鐘
滲んだ5時の鐘
止んでも鳴ってる気がするとかね
触れてるとしか思えない
上等
放送禁止だろうと
現実 あることだからね
生きている自信は欠片も無いから
諦めるか縋るかしなくちゃいけない
気力体力使うことだから
止めてしまうのよね