おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

宵のひめごと まつりごと

見まちがいの

あなたの背を

それでも追った

夏祭り

 

履き慣れない

下駄に泣いた

傷は見えないとこにつく

 

しゃらりしゃらりの風鈴が

宵を待ってもまだ鳴って

連れていってよ

少しなら

肌まかせてもいいのだから

 

擦れちがいの

あなたの顔

焼き付けてまだ追った

夏祭り

 

焼べた火には

在り来りな

恋映るから

目を背けた

 

のらりくらりの行進か

良いも悪いも併せ飲む

酔って連られて

少しなら

息継がせてもいいのだから

 

胸があつい

その気のままに

追った

あなた追った

夏祭り