おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

うみまちそだち

砂浜の跳ねっかえり

焼かれる身体の内から

息が上がってくるのが

分かるもので

海町の慣れ

 

感覚を失くした手を

握ってくれた人は

優しすぎて

眩しくって

つらさに離れ

 

正午の鐘が鳴る時は

太陽高く照り下ろす

もう耐えられぬ

ふらつく境の

 

あの息上がりが

懐かしむだけで

苦しいよ

 

砂浜に足取られて

この世ごと跳ねっかえり

あぁ儘ならぬが分かる

海町の癖