おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

green

海の青より好きな木々

捻くれお嬢も敵わずの

 

今日も風吹きに揺れ

抗うことはしないのね

もうすぐバスが来るけれど

それまでそばで見てていい?

 

吐きそうな時間を幾つも持ったら

そのまま死んでしまいそうな青春

 

生きて生きて

唱える歌より

ただその緑が心に居付く

 

ねがいごとは忘れてしまったよ

やっと息ができる

その葉のとなりなら

 

澄み渡れ空に隠れる木々

そっぽ向きお嬢の気も引けて

 

明日の風儘に酔い

褪せることも厭わぬのね

もうほらバスが来たけれど

焼き付けてまだ見てていい?

 

揺り戻し悲惨は幾つもあるけど

だからって死ぬことない青春

 

生きて生きて

唱える歌なら

もう飽きて緑を聞いている

 

それほどに痛々しく

あなたに酔えるのよ

その葉の色と揺れ