星が見たかったわけじゃないのに
夜外に出るのは好きで
あざといなんて言われたくないから
1人こっそり部屋を出てさ
騒ぐのは嫌いじゃないけど
似合わず寂しがりだし
馴染めない気に当てられる前に
今日は呼吸乱れる前に
ぼーっと風に当たろう
隣に来てくれた君を
邪険にはしたくないけど
暗いのが知られるのも嫌だな
きっと今変な顔してる
何話すでもなく側にいるのは
慣れないから
気の利いたことも言えないから
泣きも笑いも知られないように
もう伏せるばかりだ
悔しいけれど
きっと知られてる
明るい振りも
ひ弱なことだって
優しい言葉は今痛いよ
その声が好きになってしまうよ
似合わないから
恋はやめたけれど
明日にはコロッと
今日にはぐっと
好きになることもあるくらいだ
面倒くさい自覚はある
星が見たかったわけじゃないのに
ただ夜風に当たりたかっただけなのに