おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夜風と隣

星が見たかったわけじゃないのに

夜外に出るのは好きで

あざといなんて言われたくないから

1人こっそり部屋を出てさ

 

騒ぐのは嫌いじゃないけど

似合わず寂しがりだし

馴染めない気に当てられる前に

 

今日は呼吸乱れる前に

ぼーっと風に当たろう

 

隣に来てくれた君を

邪険にはしたくないけど

暗いのが知られるのも嫌だな

きっと今変な顔してる

 

何話すでもなく側にいるのは

慣れないから

気の利いたことも言えないから

泣きも笑いも知られないように

もう伏せるばかりだ

 

悔しいけれど

きっと知られてる

明るい振りも

ひ弱なことだって

 

優しい言葉は今痛いよ

その声が好きになってしまうよ

 

似合わないから

恋はやめたけれど

明日にはコロッと

今日にはぐっと

 

好きになることもあるくらいだ

面倒くさい自覚はある

 

星が見たかったわけじゃないのに

ただ夜風に当たりたかっただけなのに