おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

問答と昼

掻き消された命のことを思っていた

昼の真中

あれくらいの歳だなと見送っていた

見知らぬ子たち

 

生きる資格のない私が

どうしてまだのうのうと居るのか

考え始めたら壊れるから

やめた

 

ずるい生き物になった

そうしないと立っていられなかった

日を幾つ重ねても

 

償いも分からず

許しも降ってこなかった

明日には消えてしまうかもしれないと

怯えながら今日も私は

 

当たり前の振りをして

まだここに居る