おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

海とあなたの暮らし

赤レンガの先に

海を見たわ

物めずらしくて

騒いだわけじゃない

 

むしろそうね

懐かしさまじり

春陽の先に

海を見たわ

 

今だったら

ほんの少し素直に

なれなくても

簡単にはなれなくても

 

難しいこと考えるのを

少し止めて

あなたの手を取る

そんな覚悟が持てる気がするわ

 

白い大橋が

見える部屋だから

どこにいるのか

分からなくなる時も

 

だけどそうね

虚ろなくらいが

いいかなって

春陽のせいで

 

今だったら

あなたの言葉を

信じたって

信じられなくたって

 

難しいこと考えてばかりの

そのままでも

あなたの目を見て

話してみたい気がするわ

 

暮れにあたり

海を聞いたわ

ふしぎなこともあるものね

 

あなたの隣にいてもいいなら

少しゆだねる

重荷じゃなければ

寄りかかりたい気がするわ