おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

2人の瞳で見ている景色

君の見た海は綺麗だった?

泣いてばかりも ほら

退屈な気がして

 

君の見る景色が綺麗なのは

目の前のそれより先

君の瞳が澄んでいるから

 

そんな気がして

恨めしかったり恋しかったりだ

 

青はきらめく日に落ちて

揺れて人の一生を飲む

君は気づきもしないまま

隣りで遠い息をしている

 

あなたの苦しみは今日も多い?

捉えきれないのがもどかしくて

距離をとりそうになる

 

あなたの見る景色が曇っているのは

私よりも沢山の思いを孕んでいるから

 

それは分かって

だけど遠くて寄り添えないよ

 

赤は地球を染めるため

夕暮れだけに現れる

あなたは気づいて その奥を見て

私の知らない息をしている

 

添えるならそれが1番いい

そぐわぬなら離れるがいい

時間空間

食いつぶしても学んできた

寄り添えばつらく

また救われること

 

君の見る景色を見たくて

心曇らぬように唱えても

綺麗に生きてきたわけじゃないから

むずかしいな

 

あなたの心に添いたくて

気の利いた言葉を探してみる

一度泣いたら少しなら晴れるかな

世界潤んでゆくかな

 

単純なことしか浮かばない

愛することは底が見えない

今君のあなたの瞳で

見ている世界に添ってみたい

 

それがもしかすると

一生かけてたどり着ける

青と赤と寄り添える世界