おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

やぶれかぶれ

投げつけられた果物

早朝に

動物でもないのに暴れる奴は

 

冗談でもなく

例えでもなく

すっと躓いて死ねばいい

 

身に覚えもないのに

怒鳴られた記憶は

必死で覚えた九九より残る

 

自分が老いてゆくから

許されると思っている奴は

そのまま暢気にサヨナラね

 

愚痴ばかりではくだらない人生が

私にもうつると気づいてるから

必要以上に酔わないように

だけど綺麗事じゃないからさ

 

お願いだから

他人様に迷惑かけずに

できれば私にも煩いなしに

 

静かにおとなしくしててくれ

そして寿命がくればいい

 

殴られ続けた日

殺されるかと思った時

いのちが呪いに思えた朝

 

毒を吐かずに生きられる奴は

そっと其方で生きてくれ

此方も何にも言わんから

 

捻くれずにはおれなかった者を

庇いもしなくていいからさ

其方も何も言わんでくれ

 

音楽が救いだと言い聞かせて

それも只の呪文と薄々気づく

本当はもう取り戻せない

生きていることの土台

 

夢見も悪くさせる奴は

記憶の中でも死ねばいい