おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

終の地の先

時代からこぼれ落ていった者達を

拾い上げる奴はいねが

 

其処等中に穴は開き

死も苦も憎悪も埋まっていて

若しくは溶け入ることできず

ぐしゃぐしゃに生き長らえる

 

歴史には刻まれぬ者達の

喘ぎ泣く声は聞こえんか

 

何時も紙一重の所に居るのだし

行ったり来たりしていたり

怖い所で

然し其処にあるので

 

終りの地は墓場ではない

まだ、貴方たちが知らぬだけだろ