おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

宵旋律

知らぬ言葉がいい

身を埋めるなら

特に夜半などは

 

言葉より先

身に入るは

旋律でしょう

 

西洋の香りは

想像でしかなく

風吹きもきっと違うのだろ

 

いいさいいさ

くださいな

酒より柔い宵越しの

 

知らぬ言葉は

呪文のようで

心地がいんだもの

 

身を埋めるなら

浸すなら

旋律でしょう