おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

寄り戻しのささくれ

ささくれた

心は継ぎはぎの

 

水注いでも

光あげても

簡単に生き返りはしないのよ

 

ぼろぼろでいることに慣れた

人の不幸は君の当たりまえ

 

ずぶ濡れだ

今日も明日も

 

たとえば

雨あがると人の歌っても

 

今降られるこの時を

どう遣り過ごすかの話でしょ

 

暮れ時は

憂鬱よりも

安心してしまうくらいだ

 

君がいつもいる平野に

皆も近づいてくるから

 

慣れているものとして

少し鼻が高いくらいだ

 

ささくれは

絶えずつづく

もうこりごりだ

それでもつづく

 

朝明けを迎え入れる力が

無いから

遅寝遅起きの民だ

 

また更けよう