ささくれた
心は継ぎはぎの
水注いでも
光あげても
簡単に生き返りはしないのよ
ぼろぼろでいることに慣れた
人の不幸は君の当たりまえ
ずぶ濡れだ
今日も明日も
たとえば
雨あがると人の歌っても
今降られるこの時を
どう遣り過ごすかの話でしょ
暮れ時は
憂鬱よりも
安心してしまうくらいだ
君がいつもいる平野に
皆も近づいてくるから
慣れているものとして
少し鼻が高いくらいだ
ささくれは
絶えずつづく
もうこりごりだ
それでもつづく
朝明けを迎え入れる力が
無いから
遅寝遅起きの民だ
また更けよう