たった三畳の古びた部屋に 身を転がしていた 天下取るわけでもあるまいし この空間さえ有り余る むなしい命 畳のささくれが 弱い肌を攻めてゆく 「もういいよ」 誰かの言葉を待ったけれど 障子越しには 良くて帰りの子らの声 悪くてかしましい電話 何れにし…
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