おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

泣き泣き伝え

泣き泣きする子の

そのままで抱きしめるが正し

あなたはいるだけでいいのだと

肌で伝えられますように

 

此方が泣きたいと

ありふれた言葉は飲みこむに限る

 

年を取るほど

声は小さくなっていくものなのか

ただ1つの方法だから

こんなに喚くものなのか

 

不思議に駆られる間に

日は暮れる

夕餉と眠りつくまでの

どうせ此方も眠り落ちるまでの

 

度々ぐぜる子の

それを抱きしめる立場にあって

偶に羨ましく思えたり

拗ねる気分になったり

 

此方の思いを知るまでに

あと幾年生き延びますように

知れなくてもいいしね

 

年を取るごと

不自由になると世間が決めたとて

もう投げ出す一歩手前くらいまで

自由になった気もするわ

 

法に背かず

健康であれば

何望むでもないと思える心境

 

泣き泣きする子を

そのままで抱きしめて

此方も体温をもらうから

愛を伝え合うことなのかもね

 

今の今まで知らなかったけれど