おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

さまよえる田舎者

Skyscraper

異世界に迷いこんだようで

ぐっと高鳴るけれど

得意ではないもんな

 

地下に逃げ込めば

それこそ

何処にいるか分からなくて

不安になるもんな

 

また地上に出て息をする

いつまでも抜けないお上りの感覚で

人が多かろうと地上の電車に乗って

景色に緑が交じるまで半周

 

何でもあるようで

必要なもの

落ち着ける場所は

案外探さないと辿り着けない

それは田舎町も同じこと

 

粗さがしや無いもの強請りに

短い人生の内の

時間を使いたくはないからね

なるたけ

 

Skyscraper

また戻ってきた

そして今

改札の中にいるのか外にいるのか

 

今日も誰かの邪魔になりながら

何とか辿り着け

ひとまず今日を生きる場所