おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

卒業の卒業

安い歌を聞いていた

涙し憤り時に喜び

馬鹿みたいな日々を送っていた

それが必要なことだった

 

今はもう

卒業の歌もいらないだろう

 

ただ自転車のスピードだけ

忘れないでいよう

免許を取っても

歩くのが覚束なくなっても

 

卒業のうたから

卒業するんだ

 

ただ通学路の景色だけ

覚えていよう

例えば大人になってまた来ても

感覚は違うだろうから