おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夕日が丘を背に

弾けないギターを抱えていた

夕日が丘は嫌い

心は赤に動かされなきゃ

冷たい人みたい

 

1人分の荷物抱えるので

千切れそうな腕

心ひねくれてばかりは疎まれる

知って止まない

 

季節相俟って

 

世はもっと繊細なほうに合わせるべきよ

静かに唱えてきたけれど

いつだって傲慢と紙一重

ただの悲しみ

ただの悲しみ

 

飲みこむように

帰るしかないわ

 

夕日の丘は

追い風 向かい風

捉えように任せてるみたい

 

此方がどんなに嫌っても

放してもくれない

抱きしめてもくれない

 

埋まらない過去を嘆くより

此処から歩かなければと

弱いなりに齢なりに

思うところがあるもので

 

1人ハナウタでいいのなら

今すぐにでも弾けるもの

夕日が丘を背にした時

メロディもはじまるのよ