貴方の胸に身を預けて
ただ弱いだけでいていいのかと
ずっと考えている
安らぐより先に
仕来りに着込んだ
春待ち服と
覆い隠せない弱い身と咳どおし
堪えれば尚のこと酷くなる
分かっていての振る舞いです
何の価値もないから
せめて役に立たなければと
1人で張り詰めている
そんなことないよって
言葉を待っているわけじゃない
そんな可愛らしい人間じゃない
例えば言ってもらえたとして
心の底には落ちないから
貴方の腕の中にいることを
望んで今日も眠り落ちるまで
ずっと考えている
温もりよりも
此処にいていいのだと
身を寄せても許されると
どうすれば思えるだろう
もう色恋の話ではない気も
幼い日を取り戻すと
意気込んでも
いつまで言ってるつもりだろうと
自分で呆れてもくるし
かといって急には身につかないからね
貴方の胸に身を預けて
それでいいと貴方が言えば
もうそれでいいのだと単純に
言い聞かせてもいいかしら