諦めたあとの信号は
なるたけ見ないほうがいい
偉そうに思えるけれど
思い通りにいかないが憎たらしい
もう全て崩れ落ちてしまえと
同じように傷ついてほしいと
終りの1歩手前のような
感覚を毎瞬もってしまって
歯止めのように
歯止めのように
さながら春は
奇しくも春は
気まで浮かせる
気を持って浮かせる
あたたかで物理的に包む
そして心の内にいつの間に
入り込んでこみあげるの
此方がよっぽど憎たらしい
諦めさせない彼是を
捻くれた者にほど
染入るようにできている