おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

紙屑と春

昔の物書きのように

ぐしゃぐしゃにして塵箱に放った

大体のものは取っておいても

役にも立たず朽ちるだけ

 

愛されていなくても

生きていかないといけないということが

どれだけ私を刺すか

貴方には分からないでしょうね

 

何を書いたって愚痴になるから

だってこの世は清らかで

可愛らしい子が好きでしょう?

 

あとはどれだけ大人しく

消えて行けるかを思案するのみ

 

皮肉にも

穏やか陽気

春の始めを思わすな

 

愛されていなくても

生きていかないといけないということが

どれだけ私を刺すか

貴方には分からないでしょうね