おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

恋があなたを逃がさない

そっぽ向いた

楽なほうがいいさ

帰り道は

わだかまりも溶かして

 

そんな振りを

重ねながら何とか

日常ってやつを

やりこなしてゆこ

 

片づかない

鞄の中身を

捨て切って

いい女になったような

 

誤解と思いこみで出来た日が

暮れよとする時に襲う陽が

忘るな忘るな

逃げきれない

内から来るものだと知った

 

熱しすぎた

アスファルト

後悔はない?

神様へのてがみ

 

いずれ溶けゆく

宵の気に負けて

それを待つのが

揺り籠のしごと

 

片しすぎた

部屋のしずかを

耐えきって

いい女になるんだから

 

やたらと思い出ばかり語るのは

格好付かないからやめとこか

逃れ逃れのほうが

余計に見苦しいのだと知りつつも

 

振り切ってきたつもりの

熱を眼差しを忘られよか

身の内から湧き来るものだから

どうしたって

あなたを逃がさない