おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

さみしがり

一度も月を見ないまま

幾つかの日を過ごした

不安定はみんな一緒

取り合う手もないから

ひとり思案に暮れるもの

 

優しかった人の夢を

今さら見るさみしがりでしょ

 

わかっているはずよ

もういつ何が起きてもおかしくない

贅沢ひとつだけ言うなら

あなたに会っておきたかったな

 

届いていますか

一方通行の手紙でも

 

だってリズムが好きだから

鼻歌うたいで日を過ごした

なんだかんだみんなと違う

それを励みにすることも

あっていいと思わない?

 

優しい声を遠く聞いては

触りたくなるさみしがりでしょ

 

広く思えばね

おんなじ地におんなじ時代にいるだけで

奇跡なんだよって言うけどやっぱり

あなたに会ってみたかったな

 

届くか届かずか

今日も紡げば

 

歌はひとつの言葉になって

月も大きなライトになって

出会っているような気になるから

 

さみしがりに響くよね

贅沢ひとつだけ言うなら

あなたに会っておきたかったな