愛に酔った人の言う
騒がしい店の隅
わざとじゃないかってくらい
小声で知ったふりをした
蹴り飛ばしたくなるから
酒ならこっちに寄越してよ
ROCKが世を救うなら
知らぬ私は除け者ね
構わないわ
慣れてるのよ
どれだけふらついたって
ちゃんと歩ける
歌に酔った人の言う
出来あがった店の隅
恋だなんだと馬鹿みたい
知らないふりする自信があった
揺り起こされたくないから
眠ることすらやめたのよ
ROCKが世の正義なら
もしくは逆の英雄ならば
私1人で道を逸れて
歩いてゆけるから大丈夫
1人でいるのが嫌なわけじゃない
そう思われるのが嫌なだけ
そんな気持ちに似てるわね
ROCKが世を掬う時
取りこぼされた仲間はずれは
だって1人で
なんなら大声で
歌いながら帰るから
蹴り飛ばしたくなる
それは気持ちだけ
そんなことできない
いいコで悪かったわね
じゃあね、おやすみ
愛に酔った人