おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

帰りついて眠るまでに

空を見上げる力も無いわ

あるのが偉いって言うなら尚無いわ

さぁ下向いて帰りましょ

世の隅、日の影、星の底

 

付いて回る傷に酔い

その所為に死ぬまでするわ

人の世に慣れぬうち

朽ちてゆくのも遣り方でしょう

 

街が祭りなら

ひっそりと

息を吸い

もう眠るだけよ

 

淋しがりは置いておいて

指先は冷えきっても

靴を脱いで倒れこむまで

ちゃんと歩いた

目を閉じずにいた

 

だいじょぶよ

おいでおいで

息をやめなかったご褒美

 

精一杯が偉いというなら

当てはまらないまま朽ちましょう

弱り弱り

時を無駄に

そう誹られながらいるの

 

だいじょぶよ

おいでおいで

ひとまずやめなかったご褒美