おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

時のめぐり、消えることより怖いこと

時は終り

まためぐる

君への思いだとか散らす間に

まためぐる

怖いよと

言えぬくらい地を裂きながら

 

君は弱り

要らぬ癖

誰とも言わず終わる命

 

どこにいる?

本当にいる?

思春期のような問いが続く

 

此処にいたとして

本当にいたとして

続く証もないものを

 

怖いよと

言える君が

気づく君が

愛おしくてさ

 

時は弱り

まためぐる

君恋しなどと碑に刻む間に

 

まだいられる?

此処にいられる?

髪の1本から奇跡みたいだ

 

命の糧

何らかの物質

積み重なったか

間違ったか

 

何れにしても

感覚を持ちすぎているが故

実感など持てぬ君は

 

時は降り

まためぐる

消えると見せかけ脅すように

まためぐる

怖いよと

重ねた思いを見届けながら

 

此処にいる?

本当にいる?

消えることより怖いこと

手を握っても

声を聞いても

それが確かとは思えぬこと

 

鏡ひとつ取り出したところで

映るまやかしに思えてなお

 

問いかける

時は終り

まためぐる

それだけでも在れと