おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

歌うたいのとなり

まぶしかった朝

もう隣には貴方はいなかった

未だ慣れない5時の明け

魔法の中にいるようで

 

せめて確かに腕を掴んで

そのためにいてほしかったのに

 

引きずり込まれる歌うたい

愛されれば居残るだけの熱

とっくに忘れた西の空

冷えたその様

 

少しくらい我慢すれば

同じ時間が送れるけど

無造作に脱ぎ捨てて

私だって何とも思わない

 

指をなぞる朝

冷たい感触が

愛されているという印でしょ

物語の中には入れないけど

 

急に項垂れる歌うたい

大きな身体を引き摺り奏でる

世界中に広がるのなら

此処で道を違えましょう

 

また眠り落ちるだけのこと