おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

優しさではない道標

せっかく治った風邪がぶり返さないように

慎重に暮らせばいいのにさ

こんな時にかぎって

一生の問いも酸いも甘いも降る

 

石ころ蹴って

そのつもりでも

先に人は無いか

誰も傷つけてはいまいか

 

優しさとは違うのよ

怯えてるだけで

撥ねられたくないだけで

まだここにいてもいいですか、を

弱った体でぼんやりと

 

明日に持ち越したノートのつづき

あなたなら読み解くことも

先を描くこともできるでしょう

生きてるうちには日の目を見ない

masterpieceもあるからってさ

 

優しくはなれないのよ

死にゆくまで腹は黒いままで

あとはどれだけ自分を律し

愛と遠く離れていられるか、でしょ

弱った体でぼんやりと

 

優しさとは違うのよ

怯えてるだけで

撥ねられたくないだけで

まだここにいてもいいですか、を

弱った体でぼんやりと

 

弱いままの心で

ぼんやりと