おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

嘘と放課後

ずっと走っていた

海沿い 放課後の君を

懐かしく見ていたのは

もう何年前だっけ

 

恋しがるつもりはないよ

 

チャイムが鳴ればお別れで

思い1つも空回る

嘘でもついていなければ

保てなかった心のことを

 

今なら笑ってくれるかな

 

ずっと見続けてた

しずかな 放課後の教室で

窓辺の席でよかったな

君が見えて嬉しかったの

 

恋しがることも恥ずかしいけど

 

チャイムが鳴れば始まった

はずの季節はもう暮れて

嘘でもついていなければ

幼い胸は痛むもの

 

今ならそっと歌うだけ

 

チャイムが鳴ればまた始まる

知らない誰かの物語

嘘でもついていなければ

過ぎてく時を向きあえない

 

今なら笑って言えるから

思い出してもいいのかな