青空に君は似ていた
夏が行き恋しがる
海町ひとりの帰り道に
すっと手を伸ばしたくなる
まだ名前のつけきれない
幾つかの憂鬱をもって
苦しい海で息を継ぐように
ずっと君を見ていた
背伸びしても届かない
向こう側も
1つ2つの差も
もどかしい放課後にも
走り抜ける君を見ていた
いつも笑ってる姿が
もうすぐ見られなくなるね
時がすっと行くことを
知った1つだけの季節たち
また振り返り恋しがる
海町ひとりの帰り道に
いつまでも思い出せる
君は青空に似ていた