おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

神の子等

世界を変えてしまうような神のみなしご

 

人里遠く離れた村に生まれた1人の少女

伸ばした髪を1つに結い 逞しく駆け抜ける

 

母の愛を知らぬままに1人育った少年

空を見上げ問い続けた その瞳は強く

 

2人が出会う時

声(おしえ)が胸に目覚め来る

 

世界を駆けて救いゆけ

あぁ神の子等

襲い来るものに向かいゆけ

さぁ神の子等

見えぬその先は 2人飛び込め

 

病める町よ 死せる川よ 進むほどの厳しさに

決して強くはない少女 幾度涙した

 

夏の長雨降り注ぐ 岩をも砕く激しさに

決して弱くはない少年 止むまで手を握る

 

淡い虹 その下で

終わりはすでに始まっていた

 

願いをかける人々が振り仰ぐ空

耳を塞ぐな 2人ならきっと守れよう

選ばれし運命を果たし生き抜け

 

世界は絶えてしまうのか

神のみぞ知る

遣わせし子等に託された

彼もこの地も

 

世界を変えてしまうような神のみなしご

その力をもって2人 世界を保て

選ばれし運命を果たし生き抜け

 

伸びた髪を1つに結い

強い瞳はそのままに

世界を変えてしまうような

あぁ神の子等