おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夏の自由

噎ぶこともなくなった夏の自由が

こんなにも追いこんでくるとは思わなかったわ

 

爪の先は何処かへ飛んで

西瓜の種も飛ばした幼い日

 

誰の所為でもないのに空は

照りつけ

暮れれば照り返し

 

いつも会えると思っていたのは

ただの願望だったみたいね

 

整いすぎた夏の呼吸が

こんなにも静かに苦しいとは思わなかったわ

 

足の先は波に浸かり

あなたと浮かんだ海へ海へ

 

誰の為だといえない人生が

被さり

さらに覆い被さり

 

またね会えると歌っていたのは

ただのただの歌だったのね