おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

地獄で待つ君

生命の残り日を数えているうちに

自分の汚さを嫌でも自覚する

そして安心する

あぁ君のところへ行けると

 

待つのは

生易しい場所ではない

炎に包まれ

魂まで焼かれるだろ

 

およそ人間らしい日々とは

決別したというのに

折り目正しい季節にあてられて

柄にもなく眠り起きる

 

幸せは

そうなるべき者たちが

なればいい

僕は君の在る場所を目指そう

 

生命の残り火を燃やしているうちに

自分の性分が嫌でも染みてくる

ほらよ先に行った

君に土産でも

 

冥途かは知れぬ

君待つ赤い炎の國へ