おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

戻り声

声が

声が恋を思い起こすことはあれど

十数年たって

声に

声に恋を自覚することがあるとはね

 

怖かったのよ

音楽を分かっている人が

嫌われていると

思いこんで思いすぎた私は

 

知らない世界を持っているような

弾かれて除けられるような

勝手すぎたね

だけど怖かったのよ

 

今になって

思いもよらなかった

声が

声が恋を自覚させるとは