おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

あやし大人の子守歌

ぼんやりと窓の外を

眺めていたい気分よ

できるなら外に出て

駆け出したい陽気よ

 

泣く子をあやして愛でる唄

幾らでもあるのにどうして

あぁ愛だけでは日がな一日

耐えられぬと認める唄はなし

 

励ますように

昔々の子守歌

我がに唄います

一緒に眠れ幼子よ

今は精一杯の呪文です

 

遠くには海が見える

辿れば故郷へつながり

懐かしむ余裕もなく

愛無きが身から零れるだけ

 

我が子を愛してやまぬ唄

幾らでもあるのにどうして

あぁ無いところには無いのだと

言って宥める唄はなし

 

泣けますように

昔々の子守歌

我がに聞かせます

一緒に眠ろう幼子よ

偶には同じくらい

愛に包まれてもいいじゃない